この記事で解決できる悩み
- インボイス制度にっよって収入は増えるのか?
- そもそもインボイス制度ってなに?
インボイス制度で業務委託美容師の収入は減る場合と変わらない場合があります。
これは美容室側が業務委託美容師側に適格請求書の発行を求められて応じた場合と適格請求書を求められない場合で変ってきます。
簡単に4パターン考えられますので説明していきますね!
インボイス制度とは適格請求書等保存方式を指します
インボイス制度の正式名称は「適格請求書等保存方式」といいます。
インボイスは法律上の用語としては「適格請求書」と呼ばれますが、事業者間で取り引きするときに従来の請求書や領収書に「登録番号」や事業者の氏名や名称、税率ごとに区分した税額などを記載したものです。売手が買手に対して正確な適用税率や消費税額等を伝えるものです。
原則、仕入れ先の業者(売り手)が買い手に対して発行します。売手が買手に対して正確な適用税率や消費税額等を伝えるものです。
適格請求書等保存方式を満たすのに必要
- 適格請求書発行事業者の、氏名または名称および登録番号
- 取引内容(軽減税率の対象品目である場合はその旨)
- 取引年月日
- 取引金額
- 税率ごとに合計した対価の額および適用税率
- 書類の交付を受ける事業者の氏名または名称
上記が記載の適格請求書を保存してはじめて消費税分を仕入税額控除を買い手側は受けられるのです。
仮に適格請求書が正確でない場合は消費税分を買い手側は控除出来ません。
注意したいのは売り手側が適格請求書発行事業者になるには登録申請書を税務署に提出して登録を受理されなければいけないのです。
引用:国税庁
国税庁インボイス制度の概要
段階的なインボイス制度
免税事業者への仕入税額控除が始まってすぐに全て受けられなくなるわけではないです。実は段階的に変わっていきます。
- 2023年9月30日まで 控除割合100%
- 2023年10月1日から2026年9月30日まで 控除割合80%
- 2026年10月1日から2029年9月30日まで 控除割合50%
- 2029年10月1日から 控除割合0%
※この控除割合は、免税事業者に対して支払った消費税額のうち、どの程度控除しても良いかの割合です。
当社は6年後が大変ですが今まで通りに免税事業者として働いてもらう事に決めました。
業務委託美容師で報酬が減る場合、変わらない場合
課税事業者
- 歩合が変わらない場合は約※5%報酬が減ります。
- 報酬の歩合が5%上がった場合は、ほとんど変わらないです。
※みなし仕入率50%)を適用した場合で計算しています。
免税事業者
- 今までと同じなら基本報酬に変化はないです。
- 消費税分歩合を下げられたりすると免税事業者でも報酬が減ります。
やはり免税事業者で今までと同じで働くのが楽ですよね。もちろん歩合は今まで通りです!当店、銀座AGARIは今まで通りです。
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